リゾートスタイル ~ 島くらし

ヒルトンヘッドアイランドー東海岸リゾートでフツーに暮らす
TOPスポンサー広告 ≫ ハイチ 孤児連れ出し事件におもうことTOPアメリカ生活 ≫ ハイチ 孤児連れ出し事件におもうこと

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments (-) | Trackbacks (-)

ハイチ 孤児連れ出し事件におもうこと

 アメリカの教会関係者らによるハイチからの「孤児連れ出し事件」が報道されてからおよそ2週間、「誘拐罪」の嫌疑はどうなったのかよくわからないけど、とりあえず刑務所からは解放されたらしい。

 私は個人的に、彼らの「人道的に孤児を助けたかった」という気持ちは尊重するが、自分たちで選んだ子供たちとともに国境を越えようとした、という点には同意できない。

 たとえば現地入りする前に赤十字に連絡するとか、少くなくとも現地入りした時点で連絡を取れたはずだし、正規の孤児院からそれなりの書類(生年月日と名前くらいでもいいから)と依頼状を手にするとか、なにかができたと思うのだ。

 赤十字はそれなりにがんばっていて、国際紛争地帯や難民キャンプからの「国際的養子縁組」などはここに問い合わせれば、最後には子ども達の行き先がわかる、という仕組みがある。
 少なくとも、「赤十字」か「国境を越えた医師団」などからの、「紙一枚」があれば、彼らは犯罪者扱いされるは無かったのではないだろうか。

 この「孤児連れ出し事件」以来目につくのは、「ハイチの孤児院に預けられる子供たちは実は孤児ではなく、貧困のために育てられない親の残された選択肢が、子どもが少なくとも生きて行ける、あるいは子どもの将来を誰かに助けてもらうことを期待して、預ける」というもの。

 ところが、2月9日付「USA Today」(新聞)に「2009年、アメリカ合衆国政府が発行した養子縁組の為の国別ヴィザ数」が掲載された

中国    3001件 
エチオピア 2277件 
ロシア   1586件
韓国    1080件
ガァテマラ  756件
ウクライナ  610件
ヴェトナム  481件
ハイチ    330件


 ハイチは、決して多くない。これまで、「養子縁組許可がなかなか出ない」と言われていたが、それも「未曾有の地震騒動」によって、一気に許可数も増えたようである。

 この養子縁組の為のヴィザ発行数を見た時に思ったことが、もう一つある。多くの反論を受けることになるかもしれないのだが、やはり気になるのだ。

 この1万人に及ぶ「ラッキーな」外国からの養子たちと、アメリカ合衆国内に数万人いる「フォスターケア(里親制度)」や「孤児院の子供たち」。

 養子を育てる人々は、本当にすばらしい人たちだと思う。自分にはその器が無いので、あえて養子縁組のエージェンシー(代行会社)にかなりの金額を支払ってまで、養子縁組みをする人たちには頭が下がる。

 それでも、その人たちが「アメリカ人」の子供たちを引き取らないのは、なぜ?と、心の隅っこにひっかかるのだ。

 フォスターケアの子どもの親は、確かに服役者や薬物障害という問題を抱えた人も多い。だがそれは、「国内だからわかる」ことでもある。外国の子ども達の「親の経歴」は気にしないけれど、アメリカ人の親の経歴は、気になるのだろうか?
 あるいは、生後数ヶ月の「あかちゃん」が欲しい、という理由なのだろうか。

 例えば教会組織から依頼された友人は、中国から「あかちゃん」を引き取った。が、彼女ですら「書類には1歳と書いてあるけど、多分1歳半か2歳に近いと思うわ。中国からの書類は、あまり当てにならないのよ」と言っているくらいだ。

 恵まれた国に来て、暖かな家族を得る子供たち。生き残ることが大変な状況の国からアメリカに来ることになった子供たちなのだから、まさに白羽の矢が当たった、ということだ。


 地球に生まれたすべての子供たちが、自分の幸せを見つけて平安な気持ちで生きる日が来ますように、と願わずにはいられない。



 



 
関連記事

Comment

背景いろいろ
編集
私の友人の何人かは中国から養子をもらっています。

「何故自国の子供達を受け入れないのか」
という割り切れない疑問は私も彼女達に直接ぶつけたところ、
1.彼らが関わったアダプションシステムでは肌の色を選べない
(日本人X米国人のカップルが、例えば黒人の子供をアダプト
する可能性が出てくることは感覚的に難しい。また、白人が
黒人の子供を持つということへの根強い抵抗感があるらしい)

2.国内のアダプトションリストの子供は、(Kayさんもご指摘の通り)
親が代々ドラッグ使用者の可能性があり、脳やカラダに先天的な疾患を持っている
ケースが多い。
外国の子供は貧しいながら、特に中国は一人っ子政策で遺棄されても
親はきちんとした(野菜多食の)食生活を送っているケースがあり子供の健康度が高い。

3.国内のアダプションリストの子供はおしめも変えてもらえず、
ひどい環境である程度(2~3歳)育ってしまったケースがあると
矯正不能とのこと。そうした場合、親自身がノイローゼとなり、
返Babyといった最悪のケースもあるんだそうです。

これらを聞いたときは驚愕でした。

まさにそういった一時隔離された赤ん坊達に会ったことがありますが、
本当に天使のようなんですよ。友人の胸ですやすやと眠る乳児が
また、2,3日もオシメも変えてもらえない親の元へ戻されるのかと思うと
どこにこの感情をぶつければいいのか本当にせつなかったです。
2010年02月12日(Fri) 13:22
Hanakoさんへ
編集
 Hanakoさんのレポート(?)にもあるように、やはり肌の色というのはこの国では難しい問題だと思います。
 ただ、今回のように「ハイチからの子どもを養子にします!」と手を挙げている人たちが沢山いる状況を見ると、なぜ今まで手を挙げなかったのか、とも思ってしまう訳です。
 極端な話、アンジェリーナ・ジョリーやマドンナが、アフリカからの子どもを養子にするかわりに、アメリカ国内の恵まれない子供たちを養子にしないのはなぜ?というのが一番手っ取り早い例かも知れません。彼らには、ナニー(専属の乳母や子守り)を雇うだけの資金力はあるわけですから。

 友人の一人はロシアからの子をとって5年目に、男の子に先天性アルコール依存症からの知能障害がみつかり、専門家のカウンセリングを受けながら育てています。彼女達の2番目の養子は7歳の黒人のアメリカ人(こっちはとても元気)で、最初は子どもの方が戸惑っていたようですが、「将来彼がぶちあたる壁は、彼にしか超えられない。ただ、私たちは彼を育て、見守るチャンスを手にした、とてもラッキーな夫婦だってことが大事なのよ」といっていました。

 養手をこまねいて見ているだけの立場の者としては、まったく卑怯なコメントになるのですが、「人道的立場から、養子にしたい」とか、「子どもに国境はないから」という発言をするなら、「んじゃあ、まずは恵まれない隣の教会施設にいるフォスターケアの子どもを助けてみれば?」という気持ちが頭をもたげるのですね。

 というわけで、今回は世間の優しさを斜めに見てしまった私のブログでした。
2010年02月12日(Fri) 19:58












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

プロフィール

Kay Buckley

Author:Kay Buckley
 名古屋生まれの名古屋育ちが、東京で働く間にオットに出会い、アメリカ南東部の街で数年。2002年から東部屈指のリゾート地での暮らしがはじまりました。

 補習校教師、通訳、情報誌編集長などを経て、さて次はなにをしようかな?
ワン子との暮らしや、リゾート暮らし、旅行や食べ物の話を載せています。

FC2ブログランキング
楽しんでいただけたら、クリックお願いします。

FC2Blog Ranking

カレンダー(月別)
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
アマゾンUS お気に入り
試したものを、お勧めしています
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。