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ESWL(体外衝撃波結石破砕術)アメリカ版

 今回の「Extracorporeal shock wave lithotripsy (ESWL 体外衝撃波結石破砕術)」、日本でも一般的な治療になっているようだ。いくつかのサイトをみた所、それぞれの病院で若干の違いはあるものの、ほとんど「無麻酔」「できれば昼食は控えて」「30分前に受付」「職場復帰は次の日からでも可能」「痛みは殆ど残らない」。
まるでX線でも撮るくらい、気楽な感じ。

 うーん、ワタシの体験談は、たぶん日本での治療には全く当てはまらない。

 全身麻酔。前日の夜中12時以降は飲食厳禁
 治療の1時間半前までに、受付を済ませる事

 アメリカで手術をする場合、「病院」又は「日帰り外科センター(One Day Surgery Center;名称は様々)」という施設で実施することになる。どちらを使うかは、手術の内容、ドクターと病院の契約、ドクターグループがどこと契約しているか、による。

 もちろん同じドクターでも、手術の種類によって使用する施設を選択することもあるし、合併症が懸念されるとか高齢患者の場合は、「もしも」の時のために「ICU(集中治療室)」がある病院での手術になることもある。

 さて、今回のワタシの治療は「病院」での手術になった。

 この後は手術の前後の話など、細かくなるので、気のむいた方だけお進み下さい。

病院で一般的な手術の流れは、

Prep 1 (Preparation Room 準備室1)
着替え、点滴を始める、検査血液などを採取。質疑応答。家族がついていてもよい。

Prep 2 (準備室2;手術室のすぐ隣り)
麻酔医や執刀医と事前に話して、最終チェック。付き添いや家族は入れない。

OR (Operation Room 手術室
手術室専任のナース(準備室2から術後室2まで担当)は、他の場所で会う事はまず無い。

PO 2 (Post Operation Room 2 術後室2)
Prep 2と同じ部屋である事が多い。麻酔から目が開くまで経過観察。執刀医が患者に、結果を説明する場合もある。

PO 1 (術後室1)
Prep 1 と同じ部屋である事が多い。麻酔から覚めて飲み物を飲む、着替える、歩く(短い距離)など、患者の状態をチェックしてから退院となる。家族がついていてもよい。

 準備室も術後室も大部屋で、カーテンで仕切りがある程度だが、日帰り外科センターの場合は、準備室も術後室も、一部屋で済ませる事が多いようだ。

 さてこの治療の場合、女性は必ず準備室で妊娠の有無の血液(又は尿)検査をする。これは、準備室2でナースに聞いた話。

 今回のナースはとても陽気で話し上手な人だった。ドクターが遅れる事30分、その間に随分無駄話もしたような気がする。

 「やあ、僕が麻酔を担当するDr.マクスウェルです。薬のアレルギーとかある?」
 「破傷風の注射はだめ。あと、麻酔からさめるのに、もの凄く時間がかかるの」
 「OK、どんな手術をしたことがある?検査を含めて」
 「XXとYYとZZです。で、前回Dr.ハーマンがバイオプシーをしたときは、10時ごろ麻酔を始めて、午後6時過ぎに殆ど起きてないのに、車いすで運び出されたの。あれは最悪だったわ」
 「今回は、準備の注射とか止めてもいいと思うんだ。あ、ちょっと待ってて」

 ここで、ぼっちゃん顔のドクターが消えて、5分後くらいに貫禄十分のドクターがやってきた。

「やあ、Dr.マクスウェルとチームを組んでいるDr.ウォールです。目が覚めにくいんだってね。手術室で、直接麻酔を始めることにしよう。弛緩剤とか使わなくても、いいと思うよ」

 「よろしくお願いします」(ふ~ん、レジデントじゃ荷が重いってことかな?)

息せき切って、Dr.ヴァンダースライスがやってきた。

 「やぁ!遅れちゃってごめんね!手術は40分くらいだから、11時頃には家に帰れるよ」

 「おはようございます。スターバックスで、ストロングショットのコーヒーを飲んできた?」

 「コーヒーは家で2杯飲んだから。ジムに行ってトレーニングしてきたんだ。で、家でシャワー浴びてる途中に、『あっ!』って気がついたわけ。いつもこの治療は木曜日なんだよね~。待たせてごめんね」

 (ワタシって、忘れられちゃった患者なの~?)

 手術室に入り手術台に移るのだが、この手術台、普通のものとは大違い。
担架のような感じ。背中側だが、胸からお尻のあたりまではビニールになっている。大きなアメリカ人だと、お腹の当たりだけになるのかなぁ?
手術儀の後ろを開いて、この担架様ベッドに寝るので、どうもお尻の当たりがヘンな感じ。
患者に麻酔が効き始めたら、このビニールの部分に水を注入する。新しくできたレストランの話を麻酔医としている間に、すっかりおやすみなさい。

 目が醒めるのに、時間がかかるのはいつものこと。だが今回は、ナースがつついたり、肩甲骨の当たりを押すのを感じたり(意識があると、痛いところ)、話し声は聞こえる。が目が開かない。(術後室2で患者の目が開くまで、経過観察する。)

「ホント、目が覚めないのね~」
「さっき、かなり強く押してみたのよ、みたでしょ?」
とか、聞こえるんだな。

 このままじゃ、トンでもない!と、何とか必死に目を開けたら、
「あ、目が覚めたわね~、痛いとか、気持悪いとかある?」

 話すどころじゃない。首だけ振ったら、「じゃ、部屋を移りましょうね」(再度、寝てしまった)

 術後室1に移ると、付き添いや家族も入ることができる。オットは早速入ってきたらしいが、いつもの事なので、新聞や雑誌を持っていたはず。

 ここで、「1時間位」のはずが、また4時間くらいたったらしいが、本人は殆ど意識もうろう。

 ナースたちが、10分ごとくらいに名前を呼んだり、「起きた?」とか、話しかけたるのだが、寝ている本人は気にならないのだ。

 ちょっと目が開き始めたところ、すかさずオットが「ねえ、ボクたちだけだよ。そろそろ帰りたくない?」

 「帰ります!」と宣言したものの、自分で座れないので、ナースに手伝ってもらって着替えもすませ、車いすで午後3時くらいに病院を後にしたらしい。

 この日は、家に戻ってもひたすらベッドでもうろうと過ごす。が、まだ破片が残っているのか、痛くなってきたので再度、Hydrocodon(ハイドロコードン)を飲んでしまった。

 この鎮痛剤と麻酔とその他の薬の副作用で、メモリアルウィークエンドの週末は、悲惨なものとなったのである。


 



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プロフィール

Kay Buckley

Author:Kay Buckley
 名古屋生まれの名古屋育ちが、東京で働く間にオットに出会い、アメリカ南東部の街で数年。2002年から東部屈指のリゾート地での暮らしがはじまりました。

 補習校教師、通訳、情報誌編集長などを経て、さて次はなにをしようかな?
ワン子との暮らしや、リゾート暮らし、旅行や食べ物の話を載せています。

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