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アル中リハビリへ入った友

 長年の友人が、先週からアル中のリハビリをはじめた。まだ40代の後半である。

 2週間ほど前に電話があって「5月に職を失ってから、本当に飲んじゃうんだよ。朝起きてテレビ付けるだろう。やることないしさ。島に行ってもいいかな?ここにいたら、だめなんだ」

 以前から、「よく飲むヤツだな〜」とは思っていた。でも、本人が電話してくる程困った状態になっているとは、考えてもみなかった。
 だいたい彼の奥さんの方がウォッカトニックとか、やたら強いお酒を飲むタイプである。彼はビールを昼間から飲んでいたけど、夜はバーボンを2−3杯飲んでいたくらいだと思っていた。

 オットも私も、迷うことなく「飛行機のチケットおくるから、いつ来れるか言って。こっちのAA Meeting (Alcoholic Anonymous アル中のためのサポートミーティング)調べておくから。」と言って、すぐに「アル中とはなんぞ?」と調べ始めた。

 私は体質的にお酒は飲めないし(注射のアルコール消毒で皮膚が赤くなるくらい)、オットもワイン2杯でほとんどできあがっちゃうくらい、安上がりなカップルである。アルコール中毒ほど、私たちの暮らしから遠いトピックもないと思う。

 ところが3日後に、奥さんから電話があった。
「明日デトックスを始めて、そのまま1週間は入院することになるの。だから、島にはちょっと行けそうにないわ」

 ところが一筋縄ではいかないのが、アメリカの医療事情である。彼女が午前中に入院手続きをして、3時に医療施設へ連れて行ったら、「今日はベッドが一杯になっちゃったから、明日の午後につれてきてくれ」と言われた。
 いわゆる「Walk-in」(予約無しの駆け込み)があれば、医療施設としては断ることはできない。

 「それから、今日はお酒を飲ませて下さいね。急にやめると、体の機能が全部シャットダウンしますから。」
 アルコール中毒に無知な私たちには、まったくもって青天の霹靂。「お酒を止めると、死にますよ」って、そんなのあり???このとき、直ぐに島に引き取らなくて本当に良かった、と胸をなでおろしたのだった。

 「様態が変だとおもったら、即救急車を呼んで、ERに連れて行ってくださいね。」と、受付で看護師に言われて、家に引き取るしかなかったと言う。

 夜中まで3回程電話があり、オットも彼女とよく話し込んでいたが、とにかく無事に夜は乗りきったらしい。

 ところが、入院して2日目に「もう、ここにはいられない」と彼女に電話がかかってきた。「同室のヤツが、夜も電気を付けたままにしないと、叫ぶんだよ!しかも、看護師がひどいヤツなんだ。明日、絶対に出る!!!」

 それでも、結局4日目に退院してきた。
退院許可がないと医療保険の適応が少なくなり、自腹をきることになるらしい。それでも、やっと教職に復帰した彼女が泣き落としで、「自宅療養プログラム」に切り替えてもらったようだ。

 友人は次の日から、朝8時から夕方4時半までのプログラムに通い始めた。

 最初の日は調子が良くて、明るい声で電話があった。
「このプログラムが2週間で終るから。そうしたら、島にいくよ。バケーションハウスのペンキ塗りでも、庭掃除でもいいから、手伝わせて。家でぼーっとしていると、まだ不安だから」

 ところが、今日の電話は様子が違う。
「Dr.を説得したんだよ。もう一週間も妻とゆっくり話をしていない。プログラムもいいけど、ボクたちはこれからのことを、ちゃんと話さないといけない。だから、水曜日は休むって」

 水曜日を休むと、次は月曜日までミーティングはない。木曜日のThanksgivingから日曜日まで、プログラムは休みになってしまう。

 奥さんからも電話があった。「首に縄付けて連れて行く訳にも、いかないわ。」
彼女の幼友達も同じようなプログラムをボルティモア(メリーランド州)で終って、今はお酒を一滴も飲んでいないと言う。だからこそ、彼女はこのプログラムに期待していたのだとおもう。

 私たちは知らなかったけれど、彼はすでに3回もこのプログラムに挑戦したらしい。それでも、結局お酒に戻ってしまった。しかも、戻る度に酒の量は増えていったようだ。

 彼らのことは大好きだし、できるだけ助けたいと思う。
でも、こんな大事な時に勝手にプログラムを休んでしまうって、本当に彼は「コミットメント」しているのだろうか?と、もやもやした気持が拭えないのも事実だ。
 
 今は、なんとかこれからの見通しが立てられるように、彼が月曜日からのプログラムに復帰して、無事に全行程を終えてほしいと祈るばかりである。

 彼は私たちにとって大事な人で、何があってもそれだけはかわらない。


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Comment

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2012年11月22日(Thu) 06:51
深刻~(^_^;)
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アルコール依存症は大変なようですね。
日本でも入院専門の国立久里浜医療センター があります。
ここから先生をお招きして講演を聴いてビックリした事がありました。
肝臓が再生が早いから、直ぐに良くなるので、またお酒を飲むそうですね。
でも北千住の駅で買ってきたボージョレー美味しかったです(*^。^*)
2012年11月22日(Thu) 21:59
No title
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Kayさん、
題を読んでワタシのことかと思った
共通のブロ友の方がいらっしゃるんぢゃ・・と思ってしまいました(汗)

ワタシもむかーし、離婚した直後はお酒を飲まずにいられない時がありました。
彼が出来たとたん楽しいお酒にスイッチできましたが。
アルコール依存症ってアルコールだけが原因ではなくて、他の原因があるみたいですよね。
でも親へでも妻へでもなく、KayさんとJanさんに最後に頼ってくるなんて、
彼のKayさん達への信頼度たるや、家族以上なんですね。

お友達がココロの原因に気付いてリハビリを成功させられるようにコミットできるといいですね。
って気のきいたことがいえないコメントですみません・・・。
2012年11月23日(Fri) 16:14
カギ付きコメントさんへ
編集
お久しぶりです!

アルコール依存症の人たち、リハビリに入っている時は多分、大丈夫なんです。ミーティングも卒業して、普通の暮らしに戻ってからが、勝負なのかもしれません。

依存症や神経症、本人もつらいけど、見ている家族や友人も心が痛みますよね。
「がんばって」とか「大丈夫」とか、励ますつもりの言葉をかけられない、というが周りの者にはつらいことかもしれません。

友人が来たら、「ふつ〜」にごはんを作って食べてもらおう!と思ってます。(苦笑)
2012年11月23日(Fri) 21:48
(イアン)さんへ
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アルコールをたしなむ、楽しむ、そして依存症への道は、随分遠いと思うのです。
楽しむお酒は、美味しいのでしょうね。私は、「楽しむ」こともできないので、随分ソンをしている気分です。
それでも会社勤めの頃は、「お付き合い」でビールをコップ一杯で「飲んでいるフリ」をしていました。今から思えば、あれも「芸」ですね。(爆)

ボジョレーの時期ですねえ。。。バブルの時代、成田へボジョレー解禁日に行ったんですよ。「初ボジョレーを楽しむ会」みたいなので。ほんと、「お酒が飲めないのに」付き合いで楽しんでいた時代が、懐かしいです。
2012年11月23日(Fri) 21:55
ハナコさんへ
編集
ハナコさん!
おっしゃる通り、楽しいお酒は大丈夫だと思うんですよ。ぱぁ〜っと酔っぱらって「寝ちゃう」なり「止まる」時があるじゃないですか。うじうじ飲んでるお酒って、いつまでも続くようなきがする。と、飲めないワタシには、全然説得力がないですけど。

多分解雇以外にも、心の中で葛藤が沢山あるんですね。私たちには何となくわかるんですけど、本人は気がついているけれど、まだ問題を直視できない、というところに、プラス解雇がきちゃったんです。
「目を醒ませっ!」と言いたいところですが、難しいですね。

来週末、来るようです。奥さんが出かけるので、預かってくれと電話がありました。彼の好きな物って、ビールにぴったり!ってのが多いのですが、今回は「アメリカン家庭料理」で乗り切ってみたいと思います。
まあ、ミートローフだってビールの友にはなりえるんですけど(爆)

2012年11月23日(Fri) 22:05
編集
こんにちは。ウチのダンナはアルコール病棟の看護師でした。断酒会とかにも行ったりしていましたが…患者さんて最終的には内臓機能をやられてしまうんですよね。自分でやめようという強い意志がないと禁煙でも何でも大変。まわりの方々も辛い毎日ですね。とにかく良い方向にいきますように。
2012年11月24日(Sat) 20:55
オスカーさんへ
編集
アルコール病棟があるんですねえ。
日本人は、体質的に飲めない人も沢山いるのに「宴会」だと「オレの酌じゃ、飲めないのか〜!」みたいな先輩や上司がいますよね。あれって、日本独特。。。

依存症というのは、第三者には「どうして、やめられないのよ?」という単純な思いがあるんですよね。友人として、お酒飲んでも「友だちにはかわりない」のです。お酒飲みすぎるから、悪いヤツ、ということもないし。
私たちはいつも一緒にいる訳じゃないけれど、家族としてはお酒の勢いによる迷惑をうけることもあるわけですから、その気持を察すると、やはり見守るだけです。
2012年11月27日(Tue) 16:17












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プロフィール

Kay Buckley

Author:Kay Buckley
 名古屋生まれの名古屋育ちが、東京で働く間にオットに出会い、アメリカ南東部の街で数年。2002年から東部屈指のリゾート地での暮らしがはじまりました。

 補習校教師、通訳、情報誌編集長などを経て、さて次はなにをしようかな?
ワン子との暮らしや、リゾート暮らし、旅行や食べ物の話を載せています。

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