リゾートスタイル ~ 島くらし

ヒルトンヘッドアイランドー東海岸リゾートでフツーに暮らす
TOPスポンサー広告 ≫ SC州議会議事堂前 南部連合旗が正式に下されましたTOP未分類 ≫ SC州議会議事堂前 南部連合旗が正式に下されました

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments (-) | Trackbacks (-)

SC州議会議事堂前 南部連合旗が正式に下されました

 週末の金曜日、サウスキャロライナ州の州都コロンビアの州議会議事堂前広場から、南郡旗が降ろされました。 
Confederate-Flag.jpg

 先月チャールストンでおきた、教会での襲撃事件がきっかけです。
 黒人が中心の教会での祈祷中に、21歳になる白人のD. Roof容疑者が牧師であるピンクニー氏(州の上院議員でもあります)を含めた9人の参列者を銃で殺害した事件で、動機は人種差別によるもの、と発表されています。

 白人による黒人殺害がきっかけとなって、戒厳令まで発令されるような大規模な暴動が起きたファーガソンやボルティモアと異なり、チャールストンでは教会前で祈祷会があり、知事は緊急の「南部連合旗(Conferderate Flag)を永久に降ろすことを、州議会にかける」ことを発表しました。

 サウスキャロライナ人は、南部でおきた人種差別銃撃殺人事件で、教会のメンバーをはじめチャールストンの人々のとった行動(黒人と白人がともに集うキャンドルサービスや祈祷、被害者の家族が悲しみにくれながらも静かにインタビューに応える態度)に、深く感動するとともに、誇りにも思ったのでした。

 実は私も実際に南部(ノースキャロライナ州)に住むようになって、どれほど「南部」と「北部」の確執が深いのかを初めて知ったのです。

 それは冗談として語られるときもあり、また文化論として話題に上ることもあり、あるいは経済や政治論として比較されることもあります。はい、間違いなく現在進行形です。

 南北戦争は150年前に終わっているのですが、それでも南部人は北の人のことを今でも「ヤンキー」とよびます。インターステイト(高速道路)を走っていて、南部連合旗がはためいているのを見ても、驚きません。

 オハイオ州(北部になります)在住の夫の従兄弟などは、こちらに遊びに来るのにテネシー州に入るときに「さー、南部だぞ〜!おとなしくするんだぞ〜」と子供たちに言っちゃった〜(笑)、といいながらやってきます。

 南北戦争はなぜ起きたか。

 ぶっちゃけた話、経済問題なのです。南部は綿花とタバコ栽培で外貨を稼ぐこともでき、とても豊かだったわけです。
その豊かさは大農園(プランテーション)と奴隷制度の恩恵によるのですが、特に綿花栽培はイギリスの綿花工業の急激な発展とともに圧倒的な外貨獲得源になり、南部は自由貿易で稼ぐことができます。

 当時メキシコから独立したテキサス(Republic of Texas)とフランス(財政難のナポレオン1世)から買い取ったルイジアナを併合した合衆国は、上院で奴隷制度のない州(北部)と奴隷制の州(南部)の均衡が崩れてしまいました。

 すでに、奴隷制や貿易制度の違いが顕著になっていた北部と南部の対立は、この時期決定的に大きくなります。

 南部は当時、「合衆国」でなくてもやっていくことができるほど豊かだったわけです。で、リンカーンが当選した年に、奴隷制や自由貿易を死守するべく、サウスキャロライナ州が「合衆国脱退宣言」!

 ミシシッピー、ジョージアと南部の州が次々に合衆国から脱退して、アメリカ連合(Confederate States of America,11州)が生まれたわけです。
 少なくとも合衆国には政治体制も軍隊もあったけれど、南部は大統領を選び、政治体制や軍備を一からつくる、というとんでもない状況で戦争が始まったようです。

 それでも南部は、「経済基盤である奴隷制を守る」あるいは「侵略してくる北部から南部を守る」という明確な目的があったわけで、それが戦争終結を遅らせることにもなりました。

 北部は、「合衆国を守る(南部を取り込む?)」だけでは説得力に欠ける(?)ようでもあり、人道的な大義名分として「奴隷解放」も大きな力になったとか。

 そんなこんなで、南部連合旗を掲げる白人には「南部人のプライド」という要素が強かったのですね。

 ところが、白人至上主義や黒人にとっては「奴隷制、人種差別の象徴」と受け取られ、やはり溝は残ってしまったようです。

 これまで州議会議事堂に出入りしていた人たちにとって、南部人としての誇りの象徴だった旗は、人種差別の終焉をそくす象徴として、正式に下されました。
 



 気に入って頂けた時にポチッ!としていただけると、とっても嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外ビーチリゾート情報へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


関連記事

Comment

No title
編集
Kayさん、今回のブログとても分かりやすくて勉強になりました!ありがとうございます。
わたしも南部に暮らす者として、もっと勉強しなくちゃと思いました。
実は来週からD.C.に行きます。アメリカの歴史をお勉強してきます。もちろんToscaにも行きますよー。
2015年07月13日(Mon) 20:39
Mayさんへ
編集
いやいや、本当はもっと色々とあると思いますが、おもいっきり短く書いちゃいました(汗)

ワシントンDCのミュージアムは、一つに時間がかかりますが、とっても良かった!夏休みで混雑しているかもしれないけど、負けないで!!
Tosca、ちょっといい感じのデートができました。いつもカジュアル極まりない私たちですが、ちょっとおしゃれして気取るのも、楽しいな〜って感じ。
しっかり楽しんできてくださいね〜!!
2015年07月16日(Thu) 11:47












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

プロフィール

Kay Buckley

Author:Kay Buckley
 名古屋生まれの名古屋育ちが、東京で働く間にオットに出会い、アメリカ南東部の街で数年。2002年から東部屈指のリゾート地での暮らしがはじまりました。

 補習校教師、通訳、情報誌編集長などを経て、さて次はなにをしようかな?
ワン子との暮らしや、リゾート暮らし、旅行や食べ物の話を載せています。

FC2ブログランキング
楽しんでいただけたら、クリックお願いします。

FC2Blog Ranking

カレンダー(月別)
04 ≪│2017/05│≫ 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
アマゾンUS お気に入り
試したものを、お勧めしています
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。